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第2章  実務編 (3)作業環境

Q32 作業環境改善における会社の関わり
在宅勤務をする上で、作業環境は快適に効率よく仕事を進めるためにたいへん重要な項目であることは言うまでもありませんが、生活の場でもある自宅の作業環境改善に対して雇用側である会社がどこまで関わるべきなのでしょうか?

A32

 作業環境改善では、もっぱら作業だけに使われる部屋の改善に対しては会社負担が大きく、リビングなど住まいとして使っている部屋の一部を使うときは会社の負担は少ないようです。しかし、心理面、身体状況、作業の効率なども含め総合的に会社が配慮することが大切です。 
 いずれにせよ、はじめに会社と本人とが十分話し合い、その結果を必ず契約書などの文書で取り交わすことが大切です。

コラム2-38

【事例】 (1)作業室を新築

 母屋を建て直すための一時しのぎとして作業室を作りましたが、効率がよいので母屋ができた後もこの作業室を使っています。作業室は仕事上必要な暗室もありますが、これも含めて会社でできる限り対応しています。
[G社のヒアリングより]

コラム2-39

事例】 (2)作業室として改造した時の会社の関わり

 20平方メートルの広い作業室は、もともと駐車場であったところを改造しました。この改造に関しては、設計の段階から会社が関わっています。改造費用は在宅勤務者本人が負担、作業に必要な電気回線工事は会社が負担しました。
[C社のヒアリングより]

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