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第2章  実務編 (2)在宅勤務のための機器

Q28 機器利用に伴う光熱費、消耗品等の経費の取扱い
在宅で利用する機器の電気代、光熱費、電話代、消耗品などの経費の額は正確には算出しにくいと思われるのですが、どのように考えたらよいでしょうか?

A28

 諸経費については、勤務開始後のトラブルや不平不満につながらないよう、採用時に覚書きをとりかわし、確認しあっておくことが大切です(Q14参照)。 
一般的には、電話回線(通信回線)は仕事用に別途回線を契約し、使用料を会社請求する事例が多く見られます。消耗品については、購入後会社請求するケース、使い切ったタイミングで会社から現物支給するケースなどがあります。 
 電気代、光熱費については別請求が難しいため、季節や地域を考慮した経費の割り出しを双方納得の上で事前に行っておくことが望ましいでしょう。 
 また、機器の故障やトラブルを考えてメンテナンスの経費の請求についても文書で確認しあっておくことが必要です。

コラム2-31

【事例】 光熱費を固定額で支給することにした

パソコンの周辺機器の製造・販売をしているO社では、在宅でDさんがお客様サポートにあたっています。Dさんは頚髄損傷により体温調節が難しくなっており、季節を問わず、エアコンの消費量がかなり高いものになります。そこで、O社では半年の試行期間でわかった光熱費のデータをもとに、毎月、固定額の光熱費を給与とは別に支給する契約をしました。
[O社のヒアリングより]

 

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