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第1章  解説編 障害者の在宅勤務の状況について

Q1 在宅勤務って何ですか?

A1

 在宅勤務とは、「労働日の全部又はその大部分について事業所への出勤を免除され、かつ自己の住所又は居所において勤務すること」をいいます。つまり、「自宅において仕事をすること」を指しますが、最近では、電話やパソコン、インターネットが家庭に導入、普及していることなどを背景として、情報通信機器を活用して仕事をする形態が増えています。これを「テレワーク:遠く離れたところ(TELE)で仕事を行うこと(WORK)」とも言い、在宅勤務はテレワークの一つの形態としてとらえられています。 
 テレワークには、在宅勤務の他に、自宅の近くにオフィスを設け、通勤時間を短縮する「サテライトオフィス」、「テレワークセンター」、営業マンが携帯パソコンなどを持って活動する「モバイルオフィス」などがあります。 
 在宅勤務が普及することによって、個人、企業、社会のそれぞれに効果がもたらされるといわれており、個人では、勤務者のゆとりの創出、通勤困難の解消、また、主婦・高齢者・障害者などの通常の勤務が困難な人たちへの就労機会の確保などがあげられています。
 生産性の向上、優秀な人材の確保、オフィスコストの削減、危機管理への対応策としても在宅勤務方式を採用する企業があります。 
 社会的には、大都市圏の一極集中の是正・地域の活性化、大気汚染などの環境問題への対応策としてもとりあげられています。 
 また、在宅勤務が広く普及する条件としては、情報通信環境の向上が必要不可欠であり、パソコンの普及、インターネットなどのマルチメディア化の進展、ブロードバンドや光ファイバーなどの通信環境の向上などによって在宅勤務が普及してきています。

個人や企業、社会における効果、また情報通信環境の向上を考えると在宅勤務の導入・普及が有効である。

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