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株式会社テクノプロ・スマイル

在宅雇用企業事例

令和3年度登録

企業および事業の概要
事業所名 株式会社テクノプロ・スマイル(別ウィンドウで開きます)(法人番号3010401070893)
業務内容
データ入力代行等に関する業務、オフィスサービス等に関する業務、ファシリティサービス等に関する業務、メーリングサービス等に関する業務、印刷等に関する業務
 
従業員数 360名(うち障害者323名)※令和3年10月1日時点
在宅勤務者数 63名
所在地 〒106-6135 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー35F【本社】
在宅勤務者の雇用状況
氏名/年齢 山本 千栄美
障害状況(等級) 身体障害(両下肢機能障害) 1級 
雇用形態・配属部署 正社員 業務運営部 テレワークマネジメント室
業務内容 「IT関連ヘルプデスク受付」
社内ネットワーク設定作業等のIT関連に関する依頼を受け付ける。グループ会社からのIT関連の依頼に対して、案件ごとに同じく在宅勤務のチームメンバーに仕事を振り分け、チームで依頼に対応する。チームへの指示は、チャット機能を使用する。多い日は、20件近い社内ネットワークの設定作業を担当する。
その他、在宅勤務者の業務には、各種アンケート入力、スキャニング名前付け、社会保険関連入力、年末調整入力、財務帳票入力、音声文字起こし、電子情報のデータ化、アナリティクス情報転記、事業所検索入力、健康情報管理入力、人事情報データベース入力などがある。
勤務日数・時間 週5日、6時間勤務(10時から17時)。
業務管理
・勤怠管理システムを活用し出勤管理を行う。
・毎朝の全体朝礼は、在宅勤務者全員がZoomの機能を使い、パソコンのカメラをONにして行う。また、在宅勤務者のオフライン・オンライン状況の一覧により、勤務の状況を確認する。
・なお、同居する家族等に対しては、「自宅でのテレワーク(在宅勤務)に関するご協力のお願いについて」にて説明を行い、在宅勤務者が自宅で勤務することについて協力を得るようにしている。
 
コミュニケーション・社内情報の提供
・Zoomのチャット機能やWeb会議を活用し、報告・連絡・相談を行うが、必要に応じて、メールや電話による情報交換を行う。
・在宅勤務者の健康管理については、在宅勤務者が居住する地域の支援機関に登録してもらい、地域の支援機関に医療、ご家族との連携等、健康管理ついて協力を得るようにする。
 
設置機器
在宅勤務者は、パソコンを使った業務となるため、会社が、モニター、マウス、ヘッドセットをセットした上で、パソコンを貸与する。
設置費用 在宅勤務者の自宅回線を使用するため、通信費として固定額を支給する。
在宅勤務の状況について
在宅雇用を導入した動機・経緯
テクノプロ・スマイルは、「①テクノプロ・グループ(国内)の障害者法定雇用率の達成」「②障碍者の(仕事をとおして)社会参画支援(雇用するだけが目的ではない)」を2つの柱とする使命と「社外(テクノプロ・グループ外)の仕事を積極的に受け入れ、世の中の役にたつ技量を身に着け、自他ともに成長を実感する」といった独自会社としての誇り(アイデンティティ)のもとに2014年以降急拡大している。
障害者雇用については、首都圏での採用が激化し人材を集めることが困難な状況にあったことを踏まえ、地方にサービスセンターを展開し、地方における人材確保に目を向け在宅勤務を検討することとなった。また、2019年度厚生労働省「障害者のサテライトオフィス勤務導入推進事業」に参画し、福岡サービスセンターにサテライトオフィスを設置してテレワークを推進した他、地方の自宅で勤務する在宅勤務を積極的に推進した。
 
在宅雇用導入にあたっての準備内容
 1 環境の確認と整備
・入社時に会社貸与のノートパソコン、モニター、マウス、ヘッドセットを送付する。
・パソコンについては、在宅勤務者の障害状況により、必要なソフトをインストールする。また、通信環境を確認し、環境が無い場合はモバイルWi-Fiを貸与する。
 
2 家族等の協力
・入社時に在宅勤務者と同居する家族等に対して「自宅でのテレワーク(在宅勤務)に関するご協力のお願いについて」にて説明を行い、「在宅勤務同居人承諾届」の提出により受諾をいただき、在宅勤務者が自宅で勤務することについて協力を得るようにする。
 
3 社内研修
・入社1日目と2日目にオンライン研修を実施し、社内システムの使用方法等のオンライン研修を実施する。
・1年に1回はセキュリティ研修を実施する。
 
株式会社テクノプロ・スマイルからのメッセージ (代表取締役 鴻田様、雇用推進部 原様)
 (鴻田様)
株式会社テクノプロ・スマイルは国内最大級の技術系人材サービス企業であるテクノプロ・グループの特例子会社です。日本の経済成長にあわせてテクノプロ・グループも常用雇用者が増加傾向にあり、当社の規模は300名超となりました。今後も成長・発展していく見込みにあります。今や当社は大規模会社に成長したことから社会的責任は相応に重くあり、我々の活躍が「障碍者の可能性を開花させ、その結果を広く伝える」といった使命があると思っております。
社員の活躍・成長には「個人」として、「社会人」として、そして「企業に属する社員」として、自信をもって「良い仕事」をしていただくことが重要と思っております。
このため会社としては、まずは「第一に健康であること」、「社会人としてルールを遵守し、マナーを備えて社会に順応すること」、そして「仕事をとおして技量を身に着け、責任感を持って業務にあたること」等をベースに、一人一人の個性を活かしていただくことを社員にお願いしております。
自己認知、他人理解と尊重、そして社会参画と場の提供により、自身の成長実感をとおして「明るく楽しく働き甲斐のある職場づくり」を社員とともにさらに目指していきます。
関係各位の皆様には、引き続き、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
 
(原様)
地方には、まだまだ働くことのできる障碍者の方が多いと見受けられます。今後も地方での在宅勤務を拡大していきたいと考えております。また、在宅勤務は、自宅がオフィスになりますので、自己管理の徹底やコミュケーション能力が必要になりますが、自身のキャリア選択肢の一つとして在宅勤務を検討してみてはいかがでしょうか。
 
在宅勤務者(山本様)からのメッセージ
 (山本様)
自宅をオフィスと思い、オンとオフの切り替えを大切にしております。在宅勤務はコミュニケーション面が不足していると思われがちですが、上司や同僚とZoomのチャット機能を通して、頻繁に連絡を取り合うので、よくコミュニケーションが取れていると思います。ただし、チャット機能等の文字でのコミュケーションが多いため、人によって解釈の違いが生まれることもあります。その場合は、ZoomのWeb会議を活用し、話すことで解決しています。一緒に働くメンバーは在宅勤務で直接会ったことはありませんが、もう長く一緒に働いているので和気あいあいと仕事をしています。障害に関係なく在宅勤務をするということは、パソコンを通してのコミュニケーションになります。パソコンの基本知識を就労前に取得されていることが望ましいと考えますが、在宅勤務を目指す方はまず一歩踏み出してほしいと思います。
 
在宅勤務者の写真

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