楽天ソシオビジネス株式会社
在宅雇用企業事例
平成25年度登録
事業所名 | 楽天ソシオビジネス株式会社(別ウィンドウで開きます)(法人番号4370001016302) |
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業務内容 | 親会社及びグループ会社からのグループ内アウトソーシング業務 |
従業員数 | 79名、うち障害者数64名 (平成25年10月31日現在) |
在宅勤務者数 | 10名 (平成25年10月31日現在) |
所在地 | 東京オフィス:〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-3 品川シーサイド楽天タワー 仙台オフィス:〒983-0864 宮城県仙台市宮城野区名掛丁128番地 広瀬通SEビル 2F |
氏名/年齢 | Aさん 30代 |
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在住地 | 仙台市内 |
障害状況(等級) | (精神保健福祉手帳3級) |
雇用形態・ 配属部署 | 正社員・仙台オフィス所属(在宅勤務) |
業務内容 | 親会社が運営するECサイトのレビュー、外部掲示板監視業務、メディア関連のデータベース入力など ※ECサイト…商品やサービスを、インターネット上に置いた独自運営のウェブサイトで販売する形態をいう。 ECとは「electronic commerce」(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略。 |
勤務日数・時間 | シフト制での交代勤務。(9:30~16:30 休憩1時間 実働6時間) |
業務管理 | <担当者の専任> 仙台オフィスに配置した専任の障害者職業生活相談員(在宅コーディネーター)が、定期的に在宅勤務者の自宅を訪問し、業務内外の相談を行なっている。業務面では、新しい業務のレクチャーのほか、使用ソフトなどに関する質問に答えたり、スキルアップに関するアドバイスを行なっている。また業務以外の相談が本人からあった場合は、相談員が直接対応するほか、状況により各支援機関の担当者と連携して対応している。 <オフィスへの出勤> 研修の実施、定期的な面談などで3、4ヶ月に1回程度。 <その他> 状況に応じて地域障害者職業センター、就業・生活支援センターと連携し、訪問相談など行なっている。 |
コミュニケーション・社内情報の提供 | グループ関連会社共有のポータルサイト(RAP)と自社のポータルサイトに置いて、適時情報共有。 業務指示等はチャット(メッセンジャー)・電子メールを使用。 |
賃金 | 月給制 |
設置機器 | 以前まで外部のASPサービスを利用していたファイルの共有、業務システムを自社システム(INTRA)に変更した。 また、在宅勤務者が使用するPCは会社から貸与している。 |
設置費用 | PCは会社より貸与にて用意。 毎月の通信費を会社が負担している。 |
在宅雇用を導入した動機・経緯 | 主な事業は、インターネットショッピングに関する業務であり、パソコンやインターネットを媒体として業務を実施する職場環境であったことから、以前から在宅で実施する業務としても適していると考えていました。 仙台オフィスでは特例子会社の設立前より、通勤が困難な身体障害のある社員(筋ジストロフィー)の在宅雇用を行っていましたが、自力通勤が難しいという個別事情への配慮によるものでした。 しかしながら、平成23年の東日本大震災によって、仙台オフィスの半壊、障害のある社員が帰宅困難に陥るなど、通勤上のリスクが大きいことを目の当たりにしたため、以降、仙台オフィスでは障害の種別に限定せず在宅勤務を推進する方針をとっています。 ○平成19年9月~ 特例子会社認定前より、身体障害者の在宅雇用をスタート ○平成23年5月~ 東日本大震災を機に複数名の在宅雇用をスタート |
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在宅雇用導入にあたっての準備内容 | <対象者側の準備> インターネット環境の整備。 <企業側の準備> 就業規則の一部改定(改定部分は以下のとおり。個人の事情や環境に併せて労働契約書に詳細条件を明記している)。 順次諸規定等変更中。 (在宅勤務)
第38条 会社を取り巻く環境等、その他必要に応じて、会社は勤務の全部又はその一部について、従業員本人の自宅等での勤務を指示及び認めることがある。この場合、特別な事情がない限り、通常の所定労働時間を勤務したものとみなす。ただし、上長があらかじめ別段の指示をしたときはこの限りではない。 2 前項を適用する場合の対象者及び対象業務等は会社より指示するものとする。 ※当社就業規則より抜粋
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楽天ソシオビジネス(株)からのメッセージ |
在宅雇用の推進は、移動や通勤が困難な社員に対する配慮という観点だけではなく、環境に敏感な精神障害者や発達障害者の業務パフォーマンスの向上という点でもメリットがあると考えています。
具体的には、オフィス環境において、音光などに過敏に反応してしまい、作業に集中できず業務のパフォーマンスが上がらなかった発達障害者に対して、ストレスが少ない自宅を就業の場とする在宅雇用に切り替えることによって、担当業務に集中・専念できるとともに、本来持っている能力を十分発揮できる効果が期待できます。 弊社では障害のある社員の個性に対応すべく、在宅雇用など多様かつ柔軟な取組をもって障害者が活躍できる可能性を追求していきたいと考えています。 ![]() 取締役 川島 薫さん |
在宅勤務者(Aさん)からのメッセージ |
①現在の会社に在籍するまで数社に勤めた経験があります。楽天ソシオビジネスに入社後しばらくたってから在宅勤務を行なうことになりましたが、在宅勤務に移行する際に業務と並行して約1ヶ月間、在宅メンバー間でのコミュニケーションの取り方や業務の進捗管理の共有方法などについて研修を受けました。
②在宅における仕事のやり取りは主にメッセンジャーやメールで行っております。顔が見えないコミュニケーションであることを意識して、仕事に関する複雑なやり取りを含め常に慎重に行うことを心がけています。 ③在宅勤務を行ってみて、特に体調面やモチベーションといった自己管理をより意識して行うことが重要であるということを認識いたしました。これから在宅勤務を目指される方も在宅だからとイージーに考えずにその仕事環境の中でいかにパフォーマンスをあげていくかということを考えながら仕事をしていく姿勢を持つことが重要かと思います。 ![]() Aさんの在宅勤務風景 |
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