株式会社神戸デジタル・ラボ
在宅雇用企業事例
事業所名 | 株式会社神戸デジタル・ラボ(別ウィンドウで開きます)(法人番号9140001002865) |
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業務内容 | ITコンサルティングサービス、システム開発、Webサイトプロデュース、情報セキュリティサービス、システム運用・保守サービス、アウトソーシングサービス |
従業員数 | 133名、うち障害者数3名 (平成25年1月1日現在) |
在宅勤務者数 | 2名 (平成25年1月1日現在) |
所在地 | 〒 650-0033 兵庫県神戸市中央区江戸町93番 栄光ビル |
氏名/年齢 | 金村 和美 (36歳) |
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在住地 | 兵庫県神戸市 |
障害状況(等級) | (肢体不自由)身体障害者手帳1級 |
雇用形態・ 配属部署 | 正社員 ・ ICT事業部 WEBソリューション部所属 |
業務内容 | Webサイトの開発および運用保守全般を行う。 具体的には、 ・サーバ構築、設定 ・設計書、仕様書等のドキュメント作成 ・プログラミング開発、テストの実施 ・顧客からの問い合わせ対応(電話、メール)等 |
勤務日数・時間 | 以前は、週5日勤務のうち、在宅勤務が3日、会社への出社が2日でしたが、2年前に金村社員が会社近くに転居し、通勤がしやすくなったことをきっかけに、出社日数を週5日(午後)に変更しました。 従って、現在は週5日勤務で、午前(9:00~12:00)は在宅勤務、午後(13:00~17:45)は会社への出社としています。ただし、大雨・大雪・台風の日や、体調が優れない時は、終日自宅作業に切り替えています。 |
業務管理 | 基本的に他の社員と同じ方法で管理しています。 ・勤怠は、自社開発のWebシステムにて管理 ・スケジュールは、他社製のWebシステムにて共有 ・日報(メール)にて一日の作業内容を関係者に報告 ・ミーティングが必要な場合は、出社時に実施 ・緊急の場合は、メール・電話を使用 なお、原則、午前在宅、午後出社としていますので、サーバ上の共有ファイルを利用して在宅/出社どちらでも作業ができるように対応しています。また、在宅時はあらかじめ決められた設計書を見ながらの開発作業などを行い、出社時はトラブル対応等による会議などコミュニケーションを必要とする作業を行う方が効率が良いと考えています。 |
コミュニケーション・社内情報の提供 | 在宅勤務では、メールや電話、Skypeなどを利用して社内メンバーとのコミュニケーションを行っています。なお、電話連絡は会社から緊急の連絡をとる必要がある場合であり、頻度も少ないので、金村社員個人の携帯電話に直接連絡をしています。 |
賃金 | 月給制。賞与は年2回(業績に応じて、別途決算手当の支給あり) |
設置機器 | パソコン、VPN ※VPNは公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用できるサービスです。企業内ネットワークの拠点間接続などに使われ、専用回線を導入するよりコストを抑えることができるメリットがあります。 |
設置費用 | パソコンの購入費用、VPNの初期設置費用は全て会社負担です。 |
在宅雇用を導入した動機・経緯 | 金村社員については、当社とお付き合いのある「社会福祉法人 プロップステーション」様からの紹介により、2004年11月に入社となりました。最初から在宅雇用を考えていたわけではなく、応募を受けてから総合的にみて在宅雇用という形態で採用可能と判断しました。また、他の在宅勤務者1名は一般の求人経路と同様、ハローワークや人材紹介会社から応募・採用された方がたまたま障害者だったということもあります。 |
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在宅雇用導入にあたっての準備内容 |
パソコン、VPNなどの開発環境の設置はもちろんのこと、会社での席は車椅子で入りやすい場所にし、作業をしやすい環境づくりを行いました。基本的な考え方はみんな平等で、特別視はしていません。逆に言うと、障害者の方には、自分が動けなかったら、自分からこれを取ってくださいとか、こうしてくださいと言うことが大事です。職場も在宅雇用者も、心をつなげる努力が必要だと考えています。
![]() 金村さんの会社勤務風景 |
(株)神戸デジタル・ラボからのメッセージ | 個々の社員の就業に対する意識や抱える事情が多様化する中、その働き方を一律に規定するのではなく、多様な働き方を可能とするよう取り組むことが企業には求められています。その中で、在宅雇用は、ワーク・ライフ・バランスを図る上で有効な働き方であると考えております。 なお、在宅雇用は当社にとって今回が初めてでした。導入にあたっては、例えば、勤務時間のカウントなどをどうするのか等、いくつかクリアすべきことがありますが、社員と会社との間の信頼関係が大事ですので、密にヒアリングを行い、話し合いの上で解決しました。また、周りの社員の協力も必然となりますので、理解を得てもらうように話をしたりしました。 |
在宅勤務者(金村さん)からのメッセージ |
①現在の仕事を行うために準備した訓練・勉強などについて
大学でプログラミングの勉強をしていたため、仕事を行うための特別な訓練・勉強は行っていません。他の社員と同じく、スキルアップのために自ら勉強することはあります。 ②在宅雇用が決まるまでに行った就職活動について 大学3回生の時に、いわゆる一般的な就職活動をしていましたが、自分のもっている資格・知識では足りないと感じ、周りからの勧めもあって、大学院に進学しました。大学院では勉強する環境が整っており、在学中に、社会福祉法人(プロップ・ステーション)を訪問し、そこで当社を紹介され、入社することができました。 ③在宅における仕事の仕方で気をつけていること 一般的なことですが、報・連・相をきちんと行うことです。上司や仕事仲間が一番気にしているのは「品質の良いものを期間内に納品できるか」ですので、自分の作業がどのくらい進んでいるのか、困ったことがないか等をきちんと報告するようにしています。 ④在宅勤務を行ってみての感想、これから在宅勤務を目指す方へのメッセージなど 仕事は一人で行うというよりは、複数人で動いていることが多いと思います。従って、他のメンバーが忙しいときは手伝い、自分が忙しいときは手伝ってもらえる関係が築けるよう気を付け、可能であれば週に1度以上会社に赴き、打ち合わせを行うなどのコミュニケーションを積極的に図ることが良いと思います。 ![]() 金村さんの在宅勤務風景 |
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