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株式会社エスコアール

在宅雇用企業事例

企業および事業の概要
事業所名 株式会社エスコアール(別ウィンドウで開きます)(法人番号9040001051625)
業務内容 障害児・者用検査訓練用具・生活支援機器の開発販売  障害児者関連書籍の出版販売  認知症関連用品の開発・販売
従業員数 18名、うち障害者数 7名(平成24年11月1日現在)
在宅勤務者数 2名 (平成24年11月1日現在) ※うち障害者1名
所在地 〒 292-0825  千葉県木更津市畑沢2-36-3

在宅勤務者の雇用状況
氏名/年齢 YKさん(37歳)
在住地 千葉県船橋市
障害状況(等級) 肢体不自由(身体障害者手帳5級)
雇用形態・配属部署 正社員
業務内容 自社ホームページおよび受託団体ホームページの保守管理。
勤務日数・時間 週5日  8時間勤務(就業時間:8:30~17:30、昼1時間休憩)
業務管理 出退勤時間に業務の開始・終了を電話で報告し、加えて社内グループウェア及び、業務日報への入力記載を行なわせています。
残業について、必要な場合は依頼しますが、基本は残業は発生しません。
コミュニケーション・社内情報の提供 メール、電話、社内会議、必要に応じて出社。その他忘年会、新年会等へ参加。
社内会議のために2ヵ月又は3ヵ月に1回出社します。その際は公共交通機関(電車とバス)を利用して独力で出勤します。
賃金 月給制
設置機器 パソコン1台、ネットワーク環境(インターネット接続回線、ルーター等)
設置費用 業務に使用する主な設備(パソコン、ソフト、ネットワーク環境等)は、個人所有の既存のものを使用。
また、都度必要なもの(パソコン、ソフト、資料等)に関しては、会社より現物を支給。
回線の月額コストは光回線使用で12,000円程度。ただし、プライベートと共用のため、月々の在宅就業手当として8000円を支給。

在宅勤務の状況について
在宅雇用を導入した動機・経緯 在宅勤務を可とするホームページ保守管理の障害者雇用求人を募集し、YKさんを新規に採用しました。YKさんは平衡機能障害があり、毎日自宅から通勤することが困難であったことや、居住地が弊社から遠く離れた場所で通常の通勤圏外でもあったため在宅勤務になりました。
在宅雇用導入にあたっての準備内容 弊社での在宅雇用はYKさんが初めてであったため、まず、在宅で業務を実施できるようYKさんの自宅にPCやネットワーク環境を整えるとともに、就業規則の一部(在宅就業手当・始業終業時刻等)を改正しました。YKさんは、採用の段階で既にホームページ保守管理に必要なスキルを身につけていたので、業務上で必要となる知識や技術の訓練や研修を特に必要とせず、即戦力として業務にあたることができました。また、弊社には聴覚障害の社員がおり、日常から電子メールなどを使った情報伝達やコミュニケーションを行っているので、YKさんと会社とのコミュニケーション手段についても特別な準備を必要としませんでした。
(株)エスコアール からのメッセージ
   弊社は、障がいのある方やそのご家族を応援できる商品を開発し、販売することを社業としており、会社起業当初より正社員は障がいのある方を優先雇用してきました。
また弊社は大変小さな会社ですので、障がいがあっても他の社員と融和し前向きに仕事に取り組み、戦力になっていただく必要があります。またホームページは会社の顔ですから、重要な役割を担っています。
   YKさんは仕事に対して前向きで明るく、責任感が強いので信頼して任せています。
今年春に弊社のホームページを全面的にリニューアルしましたが、かなり頑張って勉強し、会社の期待に応えてくれました。今年で勤続6年になり、頼りにしている存在です。
こういう人材に恵まれたことが大変嬉しいです。体調をくずし易い面も有り、ご本人が申し訳なさ感を強く感じているのではないかと心配になることがあります。
体調管理が難しいと思いますが、これからも頑張って続けて貰いたいです。

代表取締役  鈴木弘二さん

在宅勤務者( YK さん)からのメッセージ
   弊社は障害者支援を中核にした企業であり、障害者雇用の実績も経験も深いため、就業するにあたり、非常に快適な環境とサポートを受けています。また、社員個々での障害者への理解度が高い事も、コミュニケーションを円滑に行える補助になっていると思います。
   在宅勤務は言わば孤独や疎外感との戦いであり、自分自身の証明も結果であるとか実績であると思いこみがちでありますが、たとえ仕事場が何処であろうとも、仕事はスタンドプレーではなくチームワークであり、またそのチームワークへの積極的な貢献であると常に思わせてくれる職場環境です。
   私はこれまで、サイト作成や管理の経験はありますが、ビジネスとしてメインのものではなく、とりあえず作れるから作ろうという程度でした。またその程度で許される時代でもありました。そのほかでは、あくまで趣味で勉強する程度で、資格などは所有しておりません。そのため、必要な技術は都度、学習と経験にて身につけるようにしております。
   業務内容は、主に外部のお客様からご依頼いただいた作業が中心です。ご依頼も、定期的なものと臨時でいただくもの、その他比較的大きな作業を平行して行っております。自社のサイト管理、ショッピングカートのシステム管理、実際にショッピングカートを運営する社員に対するトラブルサポート等を含め、日々のルーティンワークとなっております。
   自社ホームページの全面リニューアル時には、私個人の技術力は相当未熟でしたので、多少遠回りでも、まず1から勉強をするつもりで行いました。ただ未熟な分、実際にご使用いただくお客様の視点にはなりやすかったように思います。今回も作り手側の自己満足に陥らないよう、まずは「ここで物を買いたい、買ってみよう、また利用しよう」という、そんな理想を根幹にプランを組み立てていきました。
   また、私に足りない部分は、他の社員の方々から多大なご協力をいただき、何とか運営までこぎつくことが出来ました。普段、こちらでは個人での業務が多い私ですが、今回のプロジェクトは、チームとして達成した初の仕事と言えるかもしれません。
   在宅勤務の良い点は圧倒的に身体の負担が少ないことです。反対に注意する点は仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちなことではないかと思っています。また、日常、体調を崩すことがままあるため、可能な範囲で筋力トレーニング等を行なうことにより健康維持を図っています。

YKさんの在宅勤務風景

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