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ジョブサポートパワー株式会社

在宅雇用企業事例

企業および事業の概要
事業所名 ジョブサポートパワー株式会社(別ウィンドウで開きます)(法人番号2020001046468)
業務内容 ①一般事務:財務経理や人事総務、ITシステム、事務処理サポート業務 ②マッサージ:視覚障害者による訪問マッサージ ③障害者専門の人材紹介 ④在宅勤務:通勤が困難な障害者によるパソコンを使用した業務
従業員数 115名、うち障害者数109名(平成22年11月1日)
所在地 〒220-8136 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1横浜ランドマークタワー36階

在宅勤務者の雇用状況
在宅勤務者数 28名 (平成22年11月1日現在)
障害状況(等級) 肢体不自由者1級(14名)、肢体不自由者2級(5名)、肢体不自由者3級(1名)、心臓1級(1名)、心臓3級(1名)、腎臓1級(3名)、視覚1級(1名)、視覚5級(1名)、小腸4級(1名)
在住地 東京都下(12名)、東京区部(6名)、埼玉県(2名)、千葉県(4名)、神奈川県(2名)、兵庫県(2名)
雇用形態 契約社員
業務内容 Webサイトで情報検索およびデータ入力、処理、加工を毎日行っている。必要な情報をWebサイトで検索して、それをエクセルのシートにデータを入力し、またデータをエクセルシートに貼り付けたり新しいシートを作成し、出来上がった資料を毎日Eメールに添付して会社に送信する。
勤務日数・時間 週5日在宅勤務(原則9:00~16:00、昼休み1時間を除く6時間勤務)。出社日は、契約更改、業務打合せなど必要時に設けている。なお、勤務時間についてはみなし労働時間制を採っている。
業務管理 業務開始時間及び業務終了時間は社内メールで毎日連絡。業務指示、業務連絡、体調の状況報告については社内メール、電話、スカイプで行っている。
コミュニケーション 在宅勤務社員を3チームに編成し、管理職及び担当者2名がコーディネーター(業務運営、在宅勤務社員の管理・支援)として、管理、調整を担当している。コーディネーターは障害者職業生活相談員の資格も有しており、在宅勤務社員の生活面における相談にも対応している。なお、各チーム毎にチーフを1名選任し、チームのまとめ役となってもらっている。
賃金 日給月給制、賞与無し
業務用設置機器 パソコンは会社貸与、インターネット使用料は会社負担

在宅勤務の状況について
在宅雇用を導入した動機・経緯 当社の設立当初から、働く意欲やスキルがあるにも拘わらず障害により通勤することが困難な人が数多くいることを耳にしていた時に、ある人材支援会社からインターネットや新聞、雑誌などから企業に必要な情報を収集する業務内容の在宅勤務について提案があった。この業務についてはあまり高いニーズは確認できなかったが、障害者に少しでも就業の場を提供するため、平成16年5月から在宅業務を開始することとした。 在宅業務については、人材支援会社からノウハウの提供を受けながら、インターネットに掲載されている在宅業務関連情報を参考に業務計画を作成した。
在宅雇用導入にあたっての準備内容 在宅業務の実施体制を整えるために、業務運営、在宅勤務社員の管理・支援の担当者として、コーディネーター1名を人材支援会社から派遣してもらった。
在宅勤務は通常9時から17時であるが、障害の状況により始業時間または終業時間をずらすことにより就業がスムーズに遂行できるようにした。
ジョブサポートパワー株式会社からのメッセージ 在宅雇用における問題点は社員の顔が見えないため勤務状況や体調の把握などが困難なことです。そのために毎日、始業や終業の連絡、作業完了報告、体調の状況報告などルール化し実践することが重要です。一方、随時電話やメールなどできめ細かなコミュニケーションをとり、勤務状況の把握に努める必要もあります。
また、在宅勤務に孤独感を持つ社員もいるので、随時コミュニケーションを取りメンタル面のケアも必要となってきます。さらに考慮すべき点は、勤怠管理をきちんと実施することにより、自宅で怪我などの事故が発生した場合、仕事中の事故かそうでないかをわかるようにしておくことです。
在宅勤務者からのメッセージ ①現在の仕事を行うために、どのような訓練・勉強をされましたか?
今の世の中で障害を持ち就労し、生活していくには自分は何ができるか?何をすべきか?を考え、自分を見直した結果、パソコンのスキルを中心に就労に必要な訓練、勉強をしてきました。

②ジョブサポートパワー株式会社での在宅雇用が決まるまでに、どのような就職活動をされましたか?
ビジネススクールに通い、地元での求職情報探し、ハローワーク訪問、市内にある就労支援センターに相談しながら就職活動をしてきました。

③在宅における仕事の仕方で気をつけている点などを教えてください。
毎日の業務をこなしていくために体力維持、生活リズムをなるべく一定に保つことです。また、業務上で問題が発生した場合、あらゆる手段を考え、より良い解決方法を見つけ出すことを心がけています。

④在宅勤務を行ってみての感想、これから在宅勤務を目指す方にメッセージをお願いします。
日頃会社イコール自宅という意識がぶれないように心がけています。業務は基本的には全てのことを一人でこなさなくてはならないため、これに合せて健康面、生活リズムに気を配りながら行うことの難しさを日々痛感しております。私は障害を持っていても会社で働き生活することでなにか一つでも社会に貢献できないかと考えております。障害状況で通勤が困難であったり、就業場所の設備の問題で働きたくても働けないと悩んでいる方にとって在宅勤務はひとつの選択肢になると思います。

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