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株式会社リクルートオフィスサポート

在宅雇用企業事例

平成29年度登録

企業および事業の概要
事業所名 株式会社リクルートオフィスサポート(別ウィンドウで開きます)(法人番号9010001060430)
業務内容
・リクルートグループ各社のサポート業務
-オフィスサービス事業
(コピー代行/データ出力/製本加工/制作、鍼・マッサージ、ビルサービス、総務業務代行、社用ツール作成・管理)
-情報関連事業
(文書管理業務、WEBテスト受験者管理、各種申請・受付代行処理業務、発送事務局代行・資材発送管理、WEBサイト投稿監視/審査業務代行)
-経理事務代行事業
(会計業務代行・販売管理代行業務) 
従業員数 ・障害者        258名(身体:206名 知的:12名 精神:40名)
・健常者         44名
・全従業員数  合計302名 ※平成29年8月28日時点
在宅勤務者数 ・ 22名(障害者:21名 健常者:1名) ※平成29年8月28日時点
所在地 ・本社 〒104-0054 東京都中央区勝どき3-13-1 FOREFRONT TOWERⅡ
-その他拠点 中央区銀座
           中央区勝どき
           千代田区丸の内
在宅勤務者の雇用状況
氏名/年齢 ①I.H.さん/46歳 ②M.T.さん/51歳
在住地 ①旭川市 ②富良野市
障害状況(等級) ①精神疾患(精神保健福祉手帳3級) ②左上下肢機能障害(身体障害者手帳2級)
雇用形態・配属部署 ・雇用形態:在宅勤務社員(社会保険完備)
・配属部署:在宅雇用開発室
業務内容 ・WEB上に掲載される情報のチェック・審査
①SUUMO:新築一戸建て物件概要の「建築確認番号」のチェック、賃貸物件概要動画の内容のチェック等
②TOWN WORK:審査基準に従った求人原稿のチェック等
勤務日数・時間 ・勤務日:週5日(月~金)
・勤務時間:9:30~16:30 (休憩時間:12:00~13:00)  原則残業なし
業務管理
  •  Skype for Businessによる朝会・夕会及び日報の提出
コミュニケーション・社内情報の提供
  • 朝会・夕会及び個別面談:Skype for Business
  • 日常的な業務上の会話:Chat Work
  • 個人への通達や他部署からの連絡:Outlook メール
  • その他:日報の外、業務上使用するデータ、ツールはbox(クラウドストレージ)にアップロードすることにより管理

賃金 時給制(950円/時間)  業務移動の交通費は規程に則り支給
設置機器
 会社貸与のノートパソコン、ヘッドセット
設置費用 周辺機器及びネットワークの引き込み初期コストは会社負担  通信回線費(250円/稼働日)の支給
在宅勤務の状況について
在宅雇用を導入した動機・経緯
 リクルートホールディングスの特例子会社として、障害者雇用を進めていましたが首都圏では求職者がなかなか集まらない状況にありました。そのような中、関係のあったコンサルタント会社から旭川市がテレワークの実証実験を進めているとの情報を得ることができました。求職者を確保したい当社と人材流出を抑えたい旭川市の希望が一致し、市の協力により地域事情や就労支援機関についての情報を得る外、求人情報の周知などのバックアップを受け、首都圏と変わらないポテンシャルを有した求職者の応募が見込めるようになっています。
 在宅勤務は、様々な事情により通勤の負担が過大となっている方やそれにより本来のポテンシャルを発揮できない状況にある方にとっては貴重な就業機会にあたると思います。また、企業にとっても採用エリアの制約が少なくなることから、雇用機会の拡大に有効と考えています。
在宅雇用導入にあたっての準備内容
 遠隔地での求人募集となることから、その地域事情などの情報収集、地元の就労支援機関との関係づくりを重視しました。障害者の就労支援については地域ごとに考え方などが異なります。地域の障害福祉課や障害者就業・生活支援センター、ハローワーク、その他一般就労に熱心な就労支援機関にヒアリングを実施し、地域事情の把握に努めました。特に信頼関係をつくるために、できるだけ対面での会話を行い、相互理解を深めました。そのため、個別訪問によるアプローチや関係機関向け、個人向けの説明会を開催することにより信頼関係を形成していきました。
在宅勤務者からのメッセージ
 私は以前、地図を作成する会社で14年間勤務していたことがありましたが、言われたことがなかなか頭に入らず苦労しました。その後、別の会社に事務補助としてに勤務したこともあったのですが、「周囲の人と違う」という思いが拭いきれず病院を受診したところ「精神疾患」との診断を受けました。診断を受けた時には、「自分には働くところはないんだ」と落ち込みましたが、ニュースで「テレワーク」の存在を知り、ハローワークの方からの提案もあり在宅就労を始めることになりました。
 入社当初はわからないことが多く不安もありましたが、朝会、夕会はSkypeにより行われていますし、日々のやりとりはChat Workにより行うことができるので、仲間たちと心地よく働くことができています。
 在宅就労で大切なことは健康管理です。通勤していると周囲が気づいてくれることも在宅勤務の場合には限られてきます。私の場合はつい仕事をし過ぎる傾向があるため注意しています。「頑張りすぎず諦めず、頑張りすぎず怠らず」の言葉を胸に頑張っていきたいと思います。
 最後に、在宅就労についてわからないことが多く不安を持たれる方もいらっしゃると思いますが、まずは一歩踏み出すことをお勧めします。 

I.H.さん

 私は平成15年に脳出血により左半身マヒになりました。その後、10年間は勤務を続けることができたのですが、うつ病を発症し退職することになりました。しばらく無職の状態が続いた後に、通勤による身体的な負担をなくせるような働き方ができないかと考えるようになり、ハローワークで在宅就労の求人に出会うことができました。
 家にいながらの仕事にはなりますが、Skypeによる朝会・夕会やChat Workがあるのでコミュニケーション上の問題はほとんど感じたことはありません。一緒に働いている仲間がいることを実感でき心強く思います。他方、在宅就労では自己管理が重要となります。仕事とプライベートの切り分けがきちんとできることが大切だと思います。
 私の場合は、当社が大切としている「ケア(care)とフェア(fair)」という言葉に惹かれ就職することになりましたが、障害があるからできること、障害があるから出会えた仕事、ありのままの状態でできる仕事というものがあると思います。一歩踏み出す勇気がないという方もいらっしゃると思いますが、まずは周囲に相談をしてほしいと思います。様々なサポートがあるので、それらをうまく利用してください。
 在宅勤務は今後当たり前になってくるのではないかと思います。その先駆けとして私は働かせてもらっていると思います。1に健康管理、2に品質の向上、3に生産性の向上を大切にして続けていきたいです。

M.T.さん

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