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NTTクラルティ株式会社

在宅雇用企業事例

平成28年度登録

企業および事業の概要
事業所名 NTTクラルティ株式会社(別ウィンドウで開きます)(法人番号6012401014027)
業務内容 ・障がい者自らが参画する障がい者・高齢者に役立つポータルサイト「ゆうゆうゆう」の運営
 ゆうゆうゆう URL : https://www.u-x3.com/
・日本工業規格(JIS)に沿ったWebアクセシビリティ診断
・障がい理解研修
・コールセンター業務
・リサイクル紙による手漉き紙製品の製造
・保守サポートサービス勧奨業務のDM送付・加入勧奨等に関わる業務
・名刺印刷に関する業務
・オフィスマッサージ業務
・健康保険関連業務
・事業用電気通信設備に関わる工事や運営管理等に付帯する業務
従業員数 319名(うち障がい者262名/重度障がい比率62.21%/平均年齢41歳) [平成29年2月1日現在]
在宅勤務者数 3名
所在地 〒180-8585 東京都武蔵野市緑町3-9-11 NTT武蔵野研究開発センタ内

在宅勤務者の雇用状況
氏名/年齢 T.N 31歳
在住地 山梨県北杜市
障害状況(等級) 体幹機能障害2級
雇用形態・配属部署 契約社員 営業部アクセシビリティ推進室
業務内容 ・Webアクセシビリティ診断業務
・障がい者情報配信原稿執筆業務
・製品・建物等のユニバーサルコンサルティング業務
・視覚障がいのある社員のサポート業務(Office系、PDFファイルの編集・修正等)
・その他データ入力業務等
勤務日数・時間 週5日、7.5時間
業務管理 ・業務開始、終了を朝夕にメールで報告
・実施した業務内容を日報に記入
・月に1回程度本社へ出勤
コミュニケーション・社内情報の提供

【コミュニケーション】
・メール、電話、メッセンジャー等を使用し、業務で必要な連絡やコミュニケーションをとっている。
・本社で行われる会議への参加は、主に電話を使用している。

【社内情報の提供】
・各社員のスケジュール管理はグループウェアを使用しており、在宅社員を含め全ての社員がスケジュールの把握できるようになっている。

賃金 時給制
設置機器 会社貸与のデスクトップPC、リモートアクセス用USB(マジックコネクト)
設置費用 機器は全て会社貸与。通信費、電気代は一部会社が負担。

在宅勤務の状況について
在宅雇用を導入した動機・経緯 在宅雇用については、新たな職域の拡大や多様な就労ニーズへの対応によるワーク・ライフ・バランスを図るとともに、通勤による障がいへの負担軽減により体調管理の促進を図り、安定的な就労環境を確保する観点から導入した。
在宅雇用導入にあたっての準備内容

【対象者側の準備】
インターネット環境の整備

【企業側の準備】
会社貸与のデスクトップPC、リモートアクセス用(マジックコネクト)

在宅勤務者(T.Nさん)からのメッセージ

【在宅勤務をはじめた経緯】
 私は三好型筋ジストロフィーという進行性の疾患があります。以前は通勤して仕事をしていましたが、病気が進行するにつれ、何をしてもすぐに疲れてしまい、身体に力が入りにくくなってきたため、体調管理や通勤・勤務時のケガに不安を感じ、在宅でできる仕事を探していました。
そんな折に、今の会社で在宅勤務者として雇用してもらえるという話をいただき、平成27年4月から在宅勤務者として仕事をしています。

【在宅勤務のメリット】
・通勤等の移動がないため、身体を動かすのに困難さがある私にとっては、かなりの負担軽減になっています。
・普段慣れている自宅で業務ができるので、集中して作業をすることができます。
・通勤の時間がない分、家族と過ごす時間が増えました。

【在宅勤務のデメリット】
・メリットと矛盾してしまうことになりますが、通勤等で外に出ることが少なくなったので、体力の維持が少ししづらいです。
・基本的に自宅での作業になるため、外出の機会が減り、外との関わりが少なくなってしまいます。
・会社にいると仕事の合間に他の社員とコミュニケーションを図ることができるのですが、在宅勤務社員はツールを介さないとコミュニケーションを図れないので、気軽に他の社員と話せないのが難点です。そのため、月一回の出社時にコミュニケーションを図り、親睦を深めるようにしています。

T.Nさんの作業風景

【業務】
今は、上記の「業務内容」に記載してる業務を行っています。
その中で、「製品・建物等のユニバーサルコンサルティング業務」は、障がい者だからこそでき、自分の持っている「障がい者の視点」を活かすことができる業務です。外での移動に制約はあるものの、在宅勤務でも力を発揮することができるのでやりがいを感じています。
また、視覚障がいのある社員のサポート業務も、「自分が他の社員の役に立てている」という実感が持て、在宅勤務でも非常にやりがいがあります。
このような仕事をさせてもらっている会社に感謝しています。

【在宅勤務を考えている方へ】
在宅勤務で障がい者を雇用している企業数はまだまだ少ないですが、それでも近年は徐々に増えてきていると聞いています。自分での情報収集をはじめ、在宅就業支援団体や地域の就職支援センタ等に相談してみると自分にあった仕事を見つけることができるかもしれません。
また、在宅勤務ではPCの操作が必須です。障がい者向けの職業訓練やeラーニング等でも知識の向上を図れるので、PCスキルに不安のある方は職業訓練等を活用し、スキルアップして、在宅勤務の選択幅を広げてみるのも一つの手段ではないでしょうか。

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