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事例5

在宅就業実態調査

企業および事業の概要
業務内容 印刷業、製版業および製本業・データベース構築、Webコンテンツ制作
従業員 81名
本社所在地 東京都

在宅勤務者の属性、雇用形態
性別 男性
障害 筋ジストロフィー症 1級
在住地  
使用補助具
(車椅子等)
車椅子
雇用形態 正社員

1.在宅雇用形態を導入した動機、経緯

正社員のプログラマーとして勤務していたが筋ジストロフィー症の進行により通勤が不可能となった。本人の職務能力、勤務態度を評価していたことからハローワークと相談し検討期間を経て平成12年5月より在宅勤務に移行を決定した。

2.雇用管理等について

1.在宅勤務の概要、企業としての障害者在宅勤務の考え方(メリット・デメリット)

メリット: これまでの経験、能力、技術が活かせる
デメリット: コミュニケーションが遅れたり不足しがちになる

2.在宅での業務内容

自動組版・編集プログラムの開発

3.処遇、勤務実態、業務の進行管理等について

1) 賃金と人事上の処遇 通勤社員と全く同じ
2) 勤務実態 ・出社日数: 5日/週、・実働時間 8時間/日(通勤者と同じ)
時間は残業時間はほとんどないが極たまにあれば自己申告で対応する。メールを使い始業、終業報告を会社に送りこれをもって出退管理とする。
3) 業務の進行管理   基本的には仕事量を調整した月次業務計画に沿って進めるがリーダーがコーディネーターとして機能している。 本人は障害のため電話が使えないのでこれらは主にメールでやり取りをしている。
4) 教育訓練・能力開発 基本的には仕事量を調整した月次業務計画に沿って進めるがリーダーがコーディネーターとして機能している。 本人は障害のため電話が使えないのでこれらは主にメールでやり取りをしている。
5) 福利厚生・健康管理 通勤者と同じ,年一回出社しての健康診断がある
6) コミュニケーション/
  社内情報の提供
基本的にはメールのやり取りを通じてコミュニケーションを図っているが、別途月に一度出社し対面的に相互の情報を共有化している。その際に各種の業務・庶務書類、情報を提供している。

2.在宅勤務のための就労機器について

1.在宅勤務のために設置している機器(複数)

パソコン一式、プリンター、NTT net回線、UNIXシステム

2.1.で回答した各機器(通信回線の設置、加入料、使用料等も含む)について

(1)購入、設置等 会社負担
(2)メンテナンスの契約等 本人からの要求があれば会社のスタッフが出向き対応。 会社に持ち込んで対応することもある。
(3)消耗品等の扱い 会社負担

3.この機器に関する在宅勤務者の考え方、他にどんな機器(あるいは現在使用の機器で別の機種)があれば仕事の効率があがると思うか。

現状で問題ない

4.企業側の機器設置の考え方と現設置機器の新旧、適性度等

必要に応じ本人と話し合った上で会社が提供する

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