東京事務代行株式会社
在宅雇用企業事例
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氏名/年齢 | Aさん 男性 30代 |
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在住地 | 東京都 |
障害状況(等級) | 疾患による右上肢機能障害(3級) 両下肢機能障害(2級) 身体障害者程度等級(1級) |
雇用形態・所属部署 | 正社員(平成21年5月1日~) 情報管理事業部CADグループ |
在宅での業務内容 | CADソフトを使った都市ガス会社の図面の電子化 |
勤務日数・時間 | 採用当初(3ヶ月間)通院のため週4日勤務 9:00~16:00(休憩1時間) 現在は、週5日勤務 9:00~16:00(休憩1時間) |
業務の進捗管理 | 始業時:メール 終業時:メール 毎日「勤務時間」及び、「健康状態」を報告 作業指示や対話は、ヘッドレストを使用し、両手を使いながら画面作業が出来るように工夫をしている。 |
コミュニケーション・社内情報の提供 | 月1~2回のペースで出社して打合せ、担当者が自宅に出向くこともある。 |
賃金 | 月給制 他に通信費・電気料金を調整手当てとし定額で支給 |
設置機器 | 東京事務代行株式会社でパソコン(Auto CAD・セキュリティソフトをインストール) 通信回線を設置 在宅勤務者のパソコンを遠隔操作できるようにしている。 |
設置費用 | 東京事務代行株式会社負担 |
在宅雇用の状況について
1. 在宅雇用を導入した動機・経緯
創立50周年を迎える2015年に向けて、行動指針を策定している(Develop2015)。その中で平成20年からダイバーシティを掲げ、性別・年齢・国籍・健常者・障害者などによる差別のない職場の維持に努めている。6~7年前から障害者雇用は考えていたが、企業に派遣して業務を行なうことが中心であったため、思うように採用に至らなかった。その後、在宅雇用を社内で検討し、在宅就業支援団体「社会福祉法人 東京コロニー」に相談、助言を得て平成20年1月から募集を開始し4月と5月に2名を在宅勤務で雇用した。
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CADグループマネージャー 北藤篤美さん(左) 代表取締役社長 久保田正幸さん(中) 総務部チーフマネージャー 衣川昌宏さん(右) 総務部長 波田和夫さん(上) |
2. 在宅雇用導入にあたっての準備内容
就業規則の整備に関しては正社員の就業規則を適用。在宅勤務特有の出退勤・勤務時間などの事項は、個別に労働契約書に定めている。
3. 在宅雇用を導入しての感想、これから在宅雇用を検討されている企業へのメッセージをお願いいたします。
在宅勤務者に対して一定量の仕事の供給が大前提で、また、メンタルヘルスのバックアップが不可欠です。そのために大切なのは指導担当者と在宅勤務者のコミュニケーションであると同時に、指導担当者の長期不在、変更などで不安にさせないような配慮が必要です。
指導担当者には、一定の労力が必要となるので、業務体制を見極めて進めることが必要です。
在宅勤務者へのインタビュー
◆ 現在の仕事を行うために、どのような訓練・勉強をしましたか。
もともと仕事をしていた時にCADを触っていたので特に難しい勉強はしていませんが、使用するソフトの違いはありましたので慣れるまで時間を頂きました。(細かい操作の違いなどを教えて頂きながら仕事をしています。)
◆ この在宅雇用が決まるまでに、どのような就職活動をされましたか。
私は、リハビリを続けながら仕事ができないかと考えていました。そこで、インターネットで自分に合う仕事があるか調べていましたが、なかなか見つかりませんでした。そんななか、ハローワークへ相談にいき在宅勤務の支援をしている「社会福祉法人 東京コロニー」を知り、現在の会社を紹介して頂きました。
◆ 在宅における仕事の仕方で気をつけている点などを教えて下さい。
パソコンに向かっていると同じ姿勢が続くのでストレッチなど軽く体を動かし、ほぐすようにしています。
◆ 在宅勤務を行ってみての感想、これから在宅勤務を目指す方にメッセージをお願いいたします。
今の自分にとってとてもありがたい環境で仕事をさせて頂いています。社会に出るには、不安や心配な事が人それぞれあると思います。そのなかで、自分の慣れている環境で落ち着いて仕事ができることは大きいと思います。これを一つの選択肢として、自分自身少しずつステップアップしていきたいです。
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