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事例5

在宅就業実態調査

企業および事業の概要
業務内容 視覚障害者、同学生に対し点字、拡大文字によるすべての大学の門戸開放に関する活動、学習支援、職域拡大運動、支援ボランティアの養成と組織化、活字出版、社会啓発、広域活動、点字訳、テープ起こし等の受託
従業員 12名
本社所在地 東京都

在宅勤務者の属性、雇用形態
性別 女性
障害 視覚障害 1級
在住地 大阪市
使用補助具
(車椅子等)
 
雇用形態 正社員

1.在宅雇用形態を導入した動機、経緯

理事長は前職を通じ本人と面識があり、又本人が就職した出版関係企業での担当職務「点字の校正」の能力を高く評価していた。
本人が出版関係企業を退職後、この能力を是非活用したく遠隔地に居住するものの雇用に至った。
在宅勤務者は今後もっと増やしていきたいと考えているが、そのためには安定した仕事を確保することが要件となる。

2.雇用管理等について

1.在宅勤務の概要、企業としての障害者在宅勤務の考え方(メリット・デメリット)

雇用管理面で在宅勤務者は管理者の目の届かない場所で就業するため対象職種の選定が重要である。 一般的に問題視される就業時間、勤務状況などについては双方の信頼をモットーとしており、このためにもコミュニケーションを重視する。採用した本人に関しては業務の精度、業務所要時間、信頼関係などまったく問題はない。 
なお本人にはセンターからの委嘱を受けた介助者が作業補助を果たしている。

メリット: 通勤時の災害遭遇の心配がない。通勤時間、通勤費が掛からない。

デメリット:特にない

2.在宅での業務内容

点字をメールで送り、これを校正する。一部は点字のダビング

3.処遇、勤務実態、業務の進行管理等について

1) 賃金と人事上の処遇 給与、賞与とも通勤社員とまったく同じ
2) 勤務実態 実働時間: 8時間/日、出勤日数: 5日/週、 (40時間/週)
3) 業務の進行管理   特定の担当者は設けていない。
4) 教育訓練・能力開発 高い職業能力を持つ本人に対しては特別の教育、能力開発のプログラムは設定していない。労務管理の手法として仕事は多め、多めを考えており、自分の能力で対応の判断、工夫、努力をしてもらっている。
5) 福利厚生・健康管理 通勤社員と同じ。 定期健康診断は地元の病院で受診する。
6) コミュニケーション/
  社内情報の提供
普段のコミュニケーションはメール及び電話による。定期的な出社日は設けていないが理事長、職員が大阪に出張する際は 立ち寄りコミュニケーションを図っている。

2.在宅勤務のための就労機器について

1.在宅勤務のために設置している機器(複数)

パソコン、プリンター、点字プリンター

2.1.で回答した各機器(通信回線の設置、加入料、使用料等も含む)について

(1)購入、設置等 パソコンは本人が馴染んでいることから個人所有、 プリンターは会社提供
(2)メンテナンスの契約等 今後 検討予定
(3)消耗品等の扱い 会社支給

3.この機器に関する在宅勤務者の考え方、他にどんな機器(あるいは現在使用の機器で別の機種)があれば仕事の効率があがると思うか。

現在はそのニーズは無いが今後検討予定

4.企業側の機器設置の考え方と現設置機器の新旧、適性度等

特にない

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