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事例2

在宅就業実態調査

企業および事業の概要
業務内容 地図出版・販売
従業員 70名
本社所在地 愛媛県

在宅勤務者の属性、雇用形態
性別 男性
障害 脳病変上肢・移動機能障害2級
在住地 愛媛県
使用補助具
(車椅子等)
 
雇用形態 常用

1.雇用管理等について

1.在宅勤務の概要、企業としての障害者在宅勤務の考え方(メリット・デメリット)

障害者に対応した施設・設備を設けていないため、積極的には採用していないのが現状だが、在宅勤務の形態を採り、複雑かつ応用が必要な作業でなければある程度の障害でも就労可能と思われる。

2.在宅での業務内容

電算写植入力、住宅地図表紙カバー巻、携帯レンズ入れ。

3.処遇、勤務実態、業務の進行管理等について

1) 賃金と人事上の処遇 賃金 基本手当+作業量による出来高手当。
2) 勤務実態 通勤及び事務所建物内での移動等の身体及び精神面での負担を考慮し在宅勤務とした。専用の電算写植機を貸与、本人宅に搬入、設置し、日常の生活空間において自由に入力作業等を行っている。
3) 業務の進行管理   近隣に当社配送施設があり、その配送担当が、当社と本人宅の受け渡しを行っている。1~2日に1回、入力原稿を届け、印字データを受け取る配送は当社が実施している。進捗管理は以前の社内業務実績を参考に設定し管理。
4) 教育訓練・能力開発 電算写植機の使い方は設置した時点で説明し、入力方法については原稿と一緒に指示書を添付するか電話連絡で対応している。通常の入力方法は一定している。
5) 福利厚生・健康管理 世の中の流れもあるが、決して十分ではないと思う。健康診断・誕生祝などは他従業員と同様に行っている。
6) コミュニケーション/
  社内情報の提供
1~2日に1回の原稿と一緒に、必要な情報は文書にて提供、また急ぐ場合は電話にて連絡している。当社配送担当者ともコミュニケーションをとっている。

2.在宅勤務のための就労機器について

1.在宅勤務のために設置している機器(複数)

電算写植機+専用台:1セット

2.1.で回答した各機器(通信回線の設置、加入料、使用料等も含む)について

(1)購入、設置等 以前社内使用していた機械、当社社員が設置、通常電源使用。
(2)メンテナンスの契約等 修理等は当社負担(当社社員が対応)
(3)消耗品等の扱い 使用者の申告により当社負担(他の社内機械の部品使用)

3.この機器に関する在宅勤務者の考え方、他にどんな機器(あるいは現在使用の機器で別の機種)があれば仕事の効率があがると思うか。

現状の当社作業内容には一番適している。パソコンでも対応可能と思われる。

4.企業側の機器設置の考え方と現設置機器の新旧、適性度等

同様の機能を果たす機械は製造中止。パソコンへの移行は検討中。

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