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UTハートフル株式会社

在宅雇用企業事例

平成28年度登録登録

企業および事業の概要
事業所名 UTハートフル株式会社 IT事業課 (千葉市川オフィス・船橋オフィス)(別ウィンドウで開きます)(法人番号4010701021224)
業務内容
  • ブログの記事(著述家業)
  • 視覚障がい者の視点に立った歩行補助のシステム開発
  • 視覚障がい者の視点に立った生活や仕事に関する情報配信
  • デザイン、イラスト、ポスター作成
  • webによる店舗開設に向けての研究
従業員数 83名(千葉市川オフィス 通勤:2名・在宅49名)・(船橋オフィス 通勤4名・在宅27名)
在宅勤務者数 76名
所在地 千葉県市川市新田4-6-7 ハシモトビル 303 千葉市川オフィス・千葉県船橋市本町2-2-7 船橋本町プラザビル 705 船橋オフィス
在宅勤務者の雇用状況
在住地 本州(離島は除く)
障害状況(等級) 1~2級(身体障がい)
雇用形態・配属部署 契約社員・IT事業課 (千葉市川オフィス・船橋オフィス)
業務内容 ブログの記事(著述家業)・視覚障がい者の視点に立った歩行補助のシステム開発・視覚障がい者の視点に立った生活や仕事に関する情報配信・デザイン、イラスト、ポスター作成・webによる店舗開設に向けての研究
勤務日数・時間 週30時間 勤務日時は各自の状況によりカスタマイズ
業務管理
web会議システム(sobaミーティング:千葉市川オフィス)
Skype(船橋オフィス)
いずれであっても、常時接続しております。
コミュニケーション・社内情報の提供
web会議システムにて朝礼を毎日10:30から行っています。
また、web会議システム内に「何でも相談室」を用意しており、個々人の悩みを「障がい者生活相談員」の資格を持つ精神障がい者の管理者が、親身になって相談を受けています。(千葉市川オフィス)  Skypeを利用して、集合離散を繰り返しながら打ち合わせをしています。
各人のアイディアを尊重し、一歩一歩夢に向かって仕事を進めています。
また、個々人の悩みを「障がい者生活相談員」の資格を持つ精神障がい者の管理者が、親身になって相談を受けています。(船橋オフィス)
賃金 時給制となります。 また、通信手当を支給しています。(月額1,500円)
設置機器
会社貸与のノートパソコンを利用して頂きます。
そのほかに、webカメラ・マウス・テンキーを貸与します。
(webカメラ以外は必要が無い場合、返却してもらっております)
個人情報を扱わない為、専用線を引く必要も無く、家庭のLANをお借りして業務をして頂いております。
設置費用 貸与パソコンが故障した場合は、14時迄に連絡があれば即日設定をしてゆうパックにて配送。関東圏なら翌日午前中には、交換用パソコンが届き、業務に支障が無いようにします。
通信手当を支給し、家庭の負担を軽減しています。
貸与パソコンの為、無料となっております。
在宅勤務の状況について
在宅雇用を導入した動機・経緯
日本社会は肢体不自由の方では無く、精神障がい・知的障がいの方々へスポットライトが当てられております。
しかし、事務的な業務であったり、企画営業的な業務など在宅でITを駆使した仕事を出来る環境が整った現代においては、わざわざ会社へ出社すること無く、web会議システムを活用するなどして十分に能力を発揮することが出来るようになりました。
それを肌で感じた私どもは、オフィスで働く社員数は限りなく少なく、在宅社員をメインに採用することでITのネットワークを張り巡らせる中、特例子会社特有の囲い込みから脱却し成長できると判断したことが動機となります。
UTハートフル(株)からのメッセージ
弊社は平成28年12月31日現在、通勤社員が11名・在宅社員が84名となっており、オフィスは本社・千葉市川・船橋の三拠点となります。
また、社員に合っては100%障がい者となります。
割合としては、精神障がい:5名・中度身体障がい:2名・重度身体障がい:88名となります。
在宅社員の障がい割合は、重度身体障がい:100%となります。
これはより社会参加の機会が少ない方が、弊社を通して国民の義務である「勤労」「納税」ができる喜びを共有し、ステップアップしてもらえればと願っていることに由来します。
在宅勤務者(Yさん・20歳)からのメッセージ
【障害状況等】
 ミトコンドリア異常症(両上下肢障害1級)があり、倦怠感が強い。怠くてやる気の起きないときもあるが、仕事だと「穴をあけられない」と思って気力で頑張るようにしている(休憩時間を忘れて作業に集中してしまうことがあるので気を付けるようにしている)。
【仕事をしてみて】 学校は体調不良から欠席することも多かった。「まさか自分が仕事?」という思いがあったが、パソコンは以前から興味があり、学校の先生の勧めで求人に応募してみることにした。身の回りのことも家族の介助を受けているので、実は(仕事に対して)不安の方が大きかったが、家族の後押しがあったから頑張ってみようと思えた。
 仕事では、文章作成業務のうち「誤字・脱字のチェック」、「文章の構成」などを担当している。文章作成については独学でノウハウを学び仕事に生かしている。Wordは仕事をするまでほとんど使ったことがなかったので、Wordを使って仕事をしていることに自分でも驚いているが、興味を持って何かに取り組むことが仕事に繋がっているんだと感じている。
【これから在宅勤務を希望している方に向けて】
 自分と近い症状の人がいたら、在宅勤務を勧めたい。家の中でずっと過ごしていても良いが、家でも仕事ができるということを知ってほしい。体力が厳しいとか体の不自由があっても周りのサポートがあれば仕事をすることはできる。仕事に限らずいろいろなことに興味を持つことが大事だと思う。
 自分もどこまでつづけられるかわからないが、できる限り続けていきたいと思うし、続けられる(サポート)体制があると良いと思う。
Yさんの作業風景

在宅勤務者(松嵜伸一郎さん・41歳)からのメッセージ
 【障害状況等】
 もともと通勤の仕事をしていたが、交通事故に遭い受傷。頚椎損傷(身体障害者手帳1級)となった。受傷後も通勤の仕事を見つけて働いていたが、通勤や長時間労働が負担となり、UTハートフルに転職して在宅勤務を始めるようになった。
【仕事をしてみて】
 頚椎損傷の影響で、膀胱障害、直腸障害があり、通勤での仕事だと常にトイレの不安を抱えていたが、在宅勤務になってその心配がなくなったので、作業に集中できるようになった。また、体温調整が難しい点も障害の一つだが、在宅勤務だと自分にあった室温等に設定できるので、周りに気を遣わなくてよくなり、職場環境としても快適になった。
 デザインの業務を担当しており、ポスター制作などをゼロから行っているが、やればやるほど奥が深い仕事で、独学で学びながら作業に取り組んでいるが、非常にやりがいがある。
【これから在宅勤務を希望している方に向けて】
 在宅勤務は想像している以上にやりがいのある仕事なので、ぜひチャレンジしてほしい。あまり積極的に考えられない人もいるかもしれないが、やってみれば世界が変わる。自分もUTハートフルに入るまでデザインの仕事なんてやったこともなかったが、新しい仕事を担当できると興味が湧くし、普段から仕事に関連した目線で周りを見れるようになり、それも楽しいと感じている。デザインに限らずやりがいを感じられる仕事が待っているので、一歩を踏み出してみてほしい。
松嵜さんの作業風景

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