東京事務代行株式会社
在宅雇用企業事例
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氏名 | Bさん 女性 |
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在住地 | 東京都 |
障害状況(等級) | リウマチ 両上下肢体幹(1級) |
使用補助具 | 車いす(簡易電動) |
雇用形態・所属部署 | 正社員(平成21年4月1日~) 総務部 |
在宅での業務内容 | イラストレーター・フォトショップを使用してのデザイン系コンテンツ製作 |
勤務日数・時間 | 採用当初(3ヶ月間)月曜~金曜の週5日勤務 10:00~16:00(休憩1時間)5時間勤務 現在は時間を変更10:00~17:00(休憩1時間)6時間勤務 |
業務の進捗管理 | 始業時:メール 終業時:メール 毎日「勤務時間」及び、「健康状態」を報告 作業指示や対話は、ヘッドレストを使用し、両手を使いながら画面操作が出来るように工夫をしている。 |
コミュニケーション・社内情報の提供 | 大まかな指示は「メール」で、細かい指示は「電話」でデータを見ながら伝達している。2ヶ月に1度位のペースで、担当者が自宅を訪問し、対面で説明したほうが良い案件や健康状態、機材のチェックなどをしている。 |
賃金 | 月給制 他に通信費・電気料金を調整手当てとし定額で支給 |
設置機器 | 東京事務代行株式会社でパソコン(イラストレーター・フォトショップをインストール) 通信回線を設置 |
設置費用 | 東京事務代行株式会社負担 |
配慮した事項 | 体調管理のため、きちんと休みを取るよう伝えている。 |
在宅雇用の状況について
1. 在宅雇用を導入した動機・経緯
創立50周年を迎える2015年に向けて行動指針を策定している(Develop2015)。その中で平成20年からダイバーシティを掲げ、性別・年齢・国籍・健常者・障害者などによる差別のない職場の維持に努めている。6~7年前から障害者雇用は考えていたが、企業に派遣して業務を行なうことが中心であったため、思うように採用に至らなかった。その後、在宅雇用を社内で検討し、在宅就業支援団体「社会福祉法人 東京コロニー」に相談、助言を得て平成20年1月から募集を開始し4月と5月に2名を在宅勤務で雇用した。
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CADグループマネージャー 北藤篤美さん(左) 代表取締役社長 久保田正幸さん(中) 総務部チーフマネージャー 衣川昌宏さん(右) 総務部長 波田和夫さん(上) |
2. 在宅雇用導入にあたっての準備内容
就業規則の整備に関しては正社員の就業規則を適用。在宅勤務特有の出退勤・勤務時間などの事項は、個別に労働契約書に定めている。 実務経験がない在宅勤務者に研修の年間スケジュールを作成。あわてずにスキルアップできるカリキュラムで仕事をこなしていけるように配慮。
3. 在宅雇用を導入しての感想、これから在宅雇用を検討されている企業へのメッセージをお願いいたします。
在宅勤務者に対して一定量の仕事の供給が大前提で、また、メンタルヘルスのバックアップが不可欠です。そのために大切なのは指導担当者と在宅勤務者のコミュニケーションであると同時に、指導担当者の長期不在、変更などで不安にさせないような配慮が必要です。
指導担当者には、一定の労力が必要となるので、業務体制を見極めて進めることが必要です。
在宅勤務者へのインタビュー

◆ 現在の仕事を行うために、どのような訓練・勉強をしましたか。
中学・高校のころにエクセルやワードといった基本的なものを勉強しました。 イラストに関しては元々趣味で覚えたもので独学です。
◆ この在宅雇用が決まるまでに、どのような就職活動をされましたか。
インターネットの障害者用求人サイトなどに登録していましたが、身体的に出勤は厳しいため在宅雇用の支援を行っている団体に相談し今の仕事に就くことができました。
◆ 在宅における仕事の仕方で気をつけている点などを教えて下さい。
普段、常に介助が必要ですが、仕事の時間は誰もいないため仕事関係のものなど手の届く位置に置いたりして何かあったとき対処できるように気をつけています。 小さな子供がいるため、風邪を引かさないよう引いてしまったらうつらないよう気をつけています。
◆ 在宅勤務を行ってみての感想、これから在宅勤務を目指す方にメッセージをお願いいたします。
在宅での仕事は気持ちの切り替えなどプライベートとの区切りが一番大変だなと思います。でも仕事が好きなら頑張っていけると思うので、これからやってみたいと思っている人も勇気を出して探してみてください。
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