非雇用事例(請負) 一般社団法人 共同通信社
在宅就業障害者特例調整金 活用事例
事業所名 | 一般社団法人 共同通信社(法人番号4010405008740) |
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業務内容 | 国内・外ニュース、写真・映像の収集、編集、配信 |
従業員数 | 約1,700人(2009年1月1日現在) |
本社所在地 | 〒105-7201 東京都港区東新橋1-7-1汐留メディアタワー |

氏名 | 渡辺和之さん |
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年齢 | 62歳 |
在住地 | 山梨県富士吉田市 |
障害状況 と配慮事項 |
上肢機能障害左上腕 欠損(2級) 取材先には車を運転して移動、義手を使用し写真撮影をしており特別の配慮事項はない。 |
請負業務 | 通信員として取材、撮影、情報収集 |
契約開始日 | 2001年6月 年1回更新 |
作業時間 | 取材内容によって異なる。毎日夕方にはメール・FAXなどの連絡及び情報のチェック。 |
作業場所 | 通信部事務所(自宅) |
使用する機器 | デジタルカメラ・ビデオカメラ・電話・パソコン・FAX |
請負業務について
請負業務の内容
- 通信員(*1)として山梨県富士吉田市と大月市の記者クラブで、記者会見に参加して情報を収集する。
- 富士山の写真を定期的に撮影して加盟社(*2)に送信する。
- 甲府支局が記事を作成するために必要な写真と情報を、取材により入手し、電話・メールで送っている。
(*1)通信員 各地域の取材拠点11箇所に請負契約により配置され、取材活動を行う(2009年8月現在9人)
(*2)加盟社 共同通信社がニュースを配信している国内外の報道機関
甲府支局とのコミュニケーション
- 交通事故や火災など事件、事故が起きた際、甲府支局から現場で取材するよう依頼されるほか、衆院選などさまざ まな選挙や行政関係の取材要請もある。
- 月1回、甲府まで車で移動し支局会に出席している。
請負契約を結んだ経緯
渡辺さんは、1994年まで富士吉田市役所の広報を担当していた。当時、甲府支局が通信員を探していたところ、前任者から取材活動の経験があり地域の情報に詳しい渡辺さんを紹介されたことがきっかけ。
在宅就業障害者特例調整金を活用した経緯
共同通信社が、障害者雇用に関する様々な制度の情報収集をしていた際、特例調整金を知る。本事例が該当する可能性があると考え、ハローワークや機構に問い合わせながら手続きを進めた。
渡辺和之さんインタビュー
渡辺さんは、共同通信社から2002年2月に「非常に珍しい笠雲」で関東総局長賞、2003年10月に「富士山の初冠雪」でシルバースプーン賞、2005年3月に「富士山の残雪、農鳥の撮影に成功」で東京支社長賞、2006年6月に「水田に雪化粧の逆さ富士」で甲府支局長賞を受賞している。

通信員 渡辺和之さん
現在のある一日の活動状況
- 2009年8月5日
- 10:00~13:00 富士吉田記者クラブで取材
- 13:00~16:30 都留市で新型インフルエンザの記者会見・取材
- 16:30~20:00 富士吉田警察署、青樹ヶ原で取材
通信員として求められる能力
富士山の撮影をとってみても、笠雲に季節感のあるコスモス・ススキを入れて撮ろうと移動しているうちに笠雲の形が変わってしまったり、消えてしまったりします。また、早朝の赤富士も毎日シャッターチャンスがあるわけでもありません。記者として取材、撮影には迅速さと的確な対応が求められます。
富士山への思い

富士山の『農鳥』 撮影:渡辺和之さん
8合目付近の山肌の残雪が鳥のような姿にみえる。
富士山のふもとに生まれ、毎日を富士山とともに過ごしてきた。起床して障子を開け、富士山の雄姿が望めると、何かほっとする。私の一日の始まりである。
富士山の雄大で神秘的な姿は、古くから日本の象徴として人々の心に強く焼きついている。そのため美しい富士山の写真を見ると、誰もが心に安らぎを覚えるのではないかと思う。
富士山を撮るのは難しい。世界に類を見ない独立峰なので、気象の変化が激しい。それでもたまにいい写真が撮れるのは、地の利もあるが情報を寄せてくれる大勢の友人のおかげである。これからも全国のみなさんに感動を与える、素晴らしい富士山の姿を撮り続けていきたい。
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